プログラム

シンポジウム概要

バイオメカニズム学会では毎年の学術講演会とは別に隔年毎にシンポジウムを開催してきました。このシンポジウムはバイオメカニズム研究、すなわち、ヒトや動物の形態、運動、機能、さらには発達、生体情報の処理などを含め、生物を工学・医学・生物学などの多面的な視点と方法論で解析するだけでなく、人工関節や福祉機器の開発、舞踊・スポーツや機能不全・介護動作の評価・改善などに及ぶ広い範囲を含んだ研究に対して、各分野のスペシャリストが集って徹底的に討論することを特徴としております。本シンポジウムは、他学会のシンポジウムにない以下のような特徴を有しておりますので、皆様こぞって参加いただければと思います。

合宿形式

今回は北海道芦別市を会場に選びました。芦別市はその約88%が森林で、澄みきった空に輝く星がきれいな「星の降る里」として知られております。本シンポジウムは朝から晩まで参加者が一つ屋根の下に集って合宿形式で行うことを習わしとしており、工学、体育学、人類学、生物学、医療関係など各分野の研究者が、垣根を越えて楽しく交流することを目的としております。膝と膝を突き合わせてディスカッションすることでさらに学問を深められる可能性があり、自然に囲まれた山中での合宿は、夜空の星とともに皆様の研究にも、きらりと光るものをもたらしてくれることと信じております。

異分野融合

前述のようにバイオメカニズム学会は工学、体育学、人類学、生物学、看護学、医学など様々な分野を融合し、既成の学問領域にとらわれない新しい「バイオメカニズム領域」の確立を目指しています。われわれは、この異分野融合の場を大切にしております。本シンポジウムでは異分野の研究者がたくさん集います。異分野の研究状況を知ることで自分の研究のヒントを得ることがしばしばありますが、本シンポジウムではそのような場を提供いたします。異分野融合の楽しさを体験していただければ幸いです。

長時間発表・討論,シングルセッション

25分という比較的長い発表討論時間を設け、シングルセッションで全ての発表を皆で聴講するスタイルをとります。そのため、異分野の発表に対してもじっくり聴講、議論をしていただけます。

長文の前刷原稿

前刷はフルペーパー相当の原稿の長さ(10ページ基準)で、研究の内容を異分野の方にもわかりやすく説明・議論していただきます。

選択出版(絶対査読+相対査読)

シンポジウムでの発表は単なる口頭発表に終らず、査読付学術論文へとつながっていきます。全ての前刷原稿が査読され、口頭発表に対する評価も加味され採択された論文が論文集「バイオメカニズム24」に収録され出版されます(2018年7月出版予定)。一部は「バイオメカニズム学会誌」に原著論文として推薦する場合があります。論文集「バイオメカニズム」はすでに23巻の実績があり、この分野を代表する出版物として高い評価を受けています。

特別講演

初日(8月4日)の夕食後に行われる特別講演(夜話)は気軽な雰囲気の中、皆様に興味を持っていただけるユニークな話題を提供いたします。今回は以下のお話しを企画しております。

テーマ:「臨床医が挑む”も・の・つ・く・り”」
講 師: 鎌田 恭輔 教授
(旭川医科大学脳神経外科学講座)

概要:鎌田先生は、旭川医科大学病院で脳神経外科医としてご活躍されております。しかし、単なる開頭術による疾患の治療を行うのではなく、脳機能温存手術による患者さんのQOL向上を目指した治療を心がけられており、最新のニューロナビゲーション装置を用いた非侵襲的なマイクロサージェリーや、術中モニタリングを行いながらの覚醒下手術を行うなど、新たな技術に常に挑戦されております。また、戦略的創造研究推進事業の一つである‘さきがけ’(脳情報の解読と制御)の研究員も務められており、BMI技術を用いた言語・記憶機能の局在診断に力を注いでおられます。さらに、術中ICG(Indocyanine Green)蛍光動画から血流を解析する’ FlowInsight’を自ら開発し臨床応用するなど、‘ものつくり‘の才にも長けておられます。高度な治療技術や、解明されつつある脳の働き、臨床の中から生まれる新たな発想、機器などにつきお話しいただけるものと思います。楽しい夜話をご期待下さい。

懇親会

8月5日の夜には懇親会を企画しています。北海道の食材をお楽しみいただけるように準備しております。こぞってご参加ください。

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